法政大学能楽研究会

法政大学能楽研究会

HOME能楽研究会について公演情報入会を希望される方へ連絡先ОB会リンク
HOME能楽研究会について幹事長あいさつ幹事長あいさつ(任期2020.11~21.11)

能楽研究会について

能楽研究会について幹事長あいさつ師範紹介年間スケジュール沿革規約

幹事長よりごあいさつ

皆さま、はじめまして。
法政大学能楽研究会のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。幹事長の熊木仁美です。

このページを書くにあたって、幹事長として皆様に何をお伝えしようかとたくさん悩んだのですが、能楽についてのことや能楽研究会についてはこのページ以外でもお伝えできていると思いますので、割愛させていただき、私にしかお伝えできないことをお伝えしようと思います。

私は、大学入学の際に、親と「サークルに入らない約束」というものをしていました。アルバイトや習い事、就活にむけた準備などで、大学生活が忙しくなることは目に見えていたからです。しかし、入学後に能楽研究会の存在を知り、その後入会いたしました。
私が能楽研究会に興味を持った理由としては、もともと日本の伝統芸能に興味があったからがあげられます。しかし、能については鑑賞経験もなく、知識も高校の日本史で習った程度のものだったんです。そのため、初めは入会したいというよりも興味本意で門を叩きにいきました。
そんな私がなぜ入会を決めたのか。その理由はいくつかあるのですが、1番の決め手は、体験入会時の師範稽古だったんです。初めて生で感じる能楽師の謡、舞。目の前で繰り広げられる未知の世界にただただ圧倒されました。つまり、私の決め手はその時に感じた「この先生に習ってみたい」という気持ちだったんです。

何かを始める時って、勇気がいると思います。
「新しいことを始めたい!」「能ってどんなもの?」「プロに習ってみたい!」
動機はきっと人それぞれ違います。
それでもやっぱり一番大事なことは、「やってみたい」という気持ちなのだと私は考えています。

また、昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、稽古をはじめとする対面での活動がほとんどできませんでした。今まで「当たり前」だったことが「当たり前でなくなった」そんな年だったと思います。「オンライン」を駆使した師範稽古や、「日常生活の中でできること」を取り入れて自ら稽古に励む、これが私達の昨年の主な活動でした。
歩いている時、電車に乗っている時、座っている時、そんな日常生活の中でも少し意識をすることで、稽古になります。「対面稽古だけが稽古じゃない。稽古がなくとも稽古をする。」私たちにとって、自粛期間でも自分を高めるために大切なことはそういった「心がけ」だったんです。

法政大学能楽研究会は本年で設立76年を迎えます。当会の歴史の中でも、このコロナ禍は一位二位を争う大きな壁でしょう。それでも、私達は「能楽をやりたい、続けたい、学びたい」という強い気持ちを持って、この壁を乗り越えていきます。

そして当会に興味を持ってくださった皆様、ご質問等ございましたら、ぜひ気軽におたずねください。新入生だけでなく、2年生・3年生など、途中からの入会でも大丈夫です。経験の有無も問いません。大事なのは、「やってみたい」その気持ちです。法政大学能楽研究会一同、ご連絡お待ちしております。

そして、いつもご指導してくださっている当会師範の小早川泰輝先生をはじめ、顧問の伊海孝充教授、ここまで当会の歴史を繋ぎ、今なお当会のためにお力を貸してくださる諸先輩方、並びに当会に関わってくださいましたすべての方々に、この場を借りて心より厚く御礼申し上げます。

法政大学能楽研究会は、これからも日々の稽古に邁進し、伝統を繋いでいきます。

2021年4月6日
幹事長 熊木 仁美

幹事長紹介

熊木 仁美
2019.04 能楽研究会入会
2020.11 幹事長就任