法政大学能楽研究会

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能楽研究会について

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幹事長よりごあいさつ

ホームページにアクセスいただき誠にありがとうございます。この度幹事長を務めることとなりました、山口彩花と申します。

法政大学能楽研究会は、本年で設立七十五年を迎える古典芸能系サークルです。当会では能楽の技術習得と理解を目指し、日々研鑽を積んでおります。

能はしばしば「物語が複雑で、動きが緩慢な(そして少しばかり退屈な)もの」という印象で語られます。しかし、能の演目には『源氏物語』のように有名な文学作品を題材とするものや、薙刀を用いた大胆な動きを取り入れたものなどもあります。能の在り方は、実は非常に多様で面白いのです。

私たちは、活動を通して能の重要な要素である「舞(まい)」や「謡(うたい)」の技術習得を目指しています。能はしばしば「体得」という世界であると言われております。体得とは、「体験を通して知る」という意味です。例えば、能における腕の構えは一見曲がっているように見えるのですが、ただ曲がっているわけではありません。手首はそのままに、肘を身体の内側に返しながら丸みを保つことによって、自然と腕が曲がるのです。腕を「曲げる」のではなく腕が「曲がる」というわけです。 と、ここまで言葉で説明をしてまいりましたが、私たち部員は言葉ではなく、これを身体で教わってきました。見たものを表現することによって、気づいた事をこうして文章にしているに過ぎません。言葉ではなく、身体を通すことによって自分で気づくのです。まさに「体得の世界」であり、これこそが法政大学能楽研究会の活動の魅力だと言えるでしょう。

私たちは師範である小早川泰輝先生や顧問の伊海孝充先生、法政大学卒業後も稽古を続けていらっしゃる先輩方のご協力を得て、日々精進しております。毎年夏には「全国学生能楽コンクール」に参加し、春には一年の集大成として靖国神社能楽堂での「法政能」を行っています。ほかにも他大学との交流活動や社会福祉施設への慰問などにも積極的に参加し、見聞を広めています。至らない点があるとは思いますが、私も幹事長として部の活動をまとめあげられるよう日々励んで参ります。

当会の活動は経験の有無を問いません。少しでもご興味をお持ちになった方は、どうか気軽におたずねください。法政大学能楽研究会一同、お待ちしております。

2020.04.26

幹事長紹介

山口彩花
2018.04 能楽研究会入会
2019.11 幹事長就任