能楽研究会について・ 幹事長あいさつ・ 師範紹介・ 年間スケジュール・ 沿革・ 規約・
法政大学能楽研究会のホームページにアクセスいただき誠にありがとうございます。
この度幹事長を務めることとなりました、伊東玲央菜と申します。
1946年に創立されました当会は今年で活動71年目と、長きにわたり能楽に親しんできた歴史ある古典芸能系のサークルです。
これだけ聞きますと、「能楽」という何か近寄りがたい雰囲気も相まって、謙遜してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかしそんなことはないんです!能楽が猿楽という民衆文化から発展した歴史からも伺えますように能楽は「誰でもできて、楽しめる芸能」です。現に当会のメンバーは大学に入って初めて能楽に触れたものばかりです。運動神経も関係ありません。
では能楽の魅力とは何でしょうか。
能楽はよくわからない、としばしば耳にします。その通りです。なぜなら能楽では動作による表現を極限まで減らし、シンプルにこだわった結果、抽象的な舞となったからです。その舞を表現豊かで濃密な謡に乗せることで生まれる幽玄の空間は、シンプルだからこそ、見る人によって見え方が違うのです。
また幽玄の空間を形作るピースの一つである能面や能装束など、伝えきれない魅力が能楽にはたくさんあります。ですがこれ以上はあえて申し上げません。本物に触れて、直接感じていただければと思います。
当会では、年に一度靖国神社で行われる自主公演能「法政能」に向けての稽古の他に、他大との交流舞台や全国能楽コンクールへの出場、また鈍行列車で行く楽しい合宿やハロウィンの仮装パーティーなども行っております。
このホームページを見てくださっているあなたは、もう能楽にご興味がおありなのでしょう。
もしちょっと踏み込んでみたい!この目で確かめたい!と少しでも思われましたら、お気軽に私たちの襖をたたきに来てください。
最後に当会をご指導くださります小早川修先生、そして良き先輩方と良き仲間に出会えましたことに、この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。
能研のアットホーム感を保ちつつ、さらに盛り上げていけたらと思いますので、どうぞ法政大学能楽研究会をこれからもよろしくお願いいたします。
2017/11/12 伊東玲央菜
伊東玲央菜
2016.04 能楽研究会入会
2017.11 幹事長就任