法政大学能楽研究会

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能楽研究会について

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幹事長よりごあいさつ

法政大学能楽研究会のホームページにアクセス頂き、ありがとうございます。
今年度代表を務めさせて頂きます小野信洋と申します。

当会の創立は1946年。来年で創立70周年を迎えるにあたって70周年記念能を開く予定です。1946年といえばまだ日本は戦争に負けたばかりで明日をもわからぬ時代。そんなころから私たちと同じ学生が活動を行い、会を立ち上げた事にただただ驚き、強い熱意を感じるばかりです。そうした会の始まりから70周年を迎えるにあたって、先人に負けないように熱意を持って取り組んでいきたいと思います。

さて、能楽研究会、能楽といいますと一般からの認知度はあまり良いとは言えません。脳学や農学と勘違いされる事はしばしばです。そうした理由には、古典芸能への取っ付きづらさが一つあります。たしかに今と全くなじみのない言葉で書かれた謡本、初めてでは奇妙と思えるような動きには面食らってしまいます。

しかし、能楽とは誰でもできる芸能、楽しめる芸能であり、最初のきっかけさえあれば楽しむ事ができます。室町時代から続いてきた面白さは伊達ではありません。奥深い謡に様々な動きと感情を込めた所作など確かに抽象的ではありますが、その分を自らの想像力で補い、広い世界を形づくっていく事が能の面白さの一つでもあります。また、稽古を通して自分の体の動き、姿勢といった根本的な部分を探り、考えていく事、そしてなんとかより良いものにしていく事も楽しく感じます。そうした面白さ、楽しさを考えていたらいつのまにやら幹事長になってしまうまでになってしまいました。

また、他のページで紹介されているように、普段の稽古以外にも様々な活動をしています。毎年恒例となった名古屋学生能楽コンクールへの出場、合宿を中心に他校との交流を深める合同舞台や学校と共同で行う能楽鑑賞教室なども行っています。特にユニークなのは面打ちで、関東の能楽サークルの中では唯一面打ちを行っています。そして毎年の終わりには一年の集大成として自主公演「法政能」があり、冒頭にお話ししましたように今年は70周年記念能として多くの方をお呼びし、大々的に行います。

もし、このページをご覧になって興味を持たれたら、いつでも能楽研究会を覗いてみて下さい。能楽研究会は大歓迎です。まだまだ未熟ではありますが、能楽研究会幹事長としてこれからも頑張っていきたいと思います。

2015.5.20 小野 信洋

幹事長紹介

小野信洋
小野 信洋〈神奈川県出身〉
2013.04 能楽研究会入会
2014.11 幹事長就任